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森野稔の毎朝日記

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火事場の馬鹿力

 昨日の古典講座、正月もあってなかなか勉強の機会もないままに森集の選句と並行してたった2日間の勉強で臨んだが、いざ演壇に立つと途端にしゃっきりとして、私とすれば名講義が出来たと思う。勉強しているときは今一つ作者の心理が判らないところがあったが、皆さんの前に立つとそれが「ああー、こんなことか」と頭に出てきて皆さんに伝えることができる。これは火事場の馬鹿力でなくて何というべきか。あまり馬鹿力に頼ってはいけないが、こんなこともあるということ。思えば現職時代でも、困難な仕事、逆境に立たされたときほどいい仕事が出来た。私の持つ特性なのかなと思ってみる。気分が良かったので、小雪舞う富山市で、白エビの刺身とから揚げで一合だけの浅酌。これがまた旨い。白エビの刺身は、醤油をあまりつけない方がうまみがある。窓際で外の雪の中を肩をすくめて歩く人を横目に見ながら、真っ白い冷たいエビの刺身をつまむ至福。同時に注文した白エビ天丼を食べる頃には汁がご飯に美味しく染みてこれが旨いのだった。
 帰ってくると「俳壇」の田中編集長から電話。「2015年版俳壇年鑑の「実力俳人300人集」の評論を行ってくれないかとのこと。九州か北海道の20人近くの作家を担当することになる。もちろん快諾。 いいことが続く昨日だった。
 今日は、先日依頼のあった「俳壇」3月号の「北国の春」の新作5句とエッセイに取り掛かりたい。

by asahimati4 | 2015-01-08 04:40 | 日々の思い | Comments(0)

毎朝思いを伝える前向きの日記です。


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