森野稔の毎朝日記

執筆

　今、星空である。今日は天候も良いのかも知れぬ。室内温度７度。

　昨日の滑川市俳句大会の講演は我ながら気持ちよく話すことが出来た。話していて皆さんの顔がいきいきと感じられて話が充分に浸透していることがよく分かった。時折、笑いの場面を演出したがよく笑っていただけた。帰りには見知らぬ人から「今日のお話は良かった」との嬉しい声掛けも。

　今日は「現代俳句」の原稿の書き換えに集中。あと２日しか書き換えの時間がない。これは困った。やるしかないでしょう。富山県発の季語について書くことに頭が傾いているが、例句をいろいろ漁る時間がない。はて、はて、はて。

　

滑川市俳句大会講演

　午後から滑川市立博物館で滑川市俳句大会が開催され、その講師に依頼されている。滑川市の俳人、とくに角川源義・照子・春樹の影響を受けた「河」系が多いので、いい加減な笑い話で済ませることはできない。で、「奥の細道のまぼろし」という題で話を組み立てた。私がほとんど踏破した奥の細道の行程から得られたもの「不易流行」という視点から話を進めていきたいと思う。すこし硬い話になるが、皆さんの顔色を見ながら少し笑いも取るような話を組み立てたつもり。

　今日、親戚の葬儀があるが、まさかこの大会を欠席するわけにはいかず、不義理を貫く。昨日通夜で十分にお別れをしてきた。

発行所句会

　寒い一日となりそうだ。午前中は発行所句会。良い句にたくさん出会えそたで楽しみである。やはり俳句は良い句に触れたい。しかも画一的なものではなく思い切って予想外の句に出会いたいと思うが、果たして自分の句ではどうか。常に新しい分野に進んでいきたいと思う。今日の「ブラタモリ」の案内人に後藤みち子さんの娘婿が宮沢賢治の研究者として出演の予定。これも今日の楽しみの一つ。苦しいこと。今になって「現代俳句」編集部から１月号用に提出してある原稿の書き換えの指示があった。しかも印刷間際で３日くらいしか余裕がない。今から文献に当たって調べなおすのも無理。当たり障りのないものにならざるを得ない。残念である。原稿を提出して２か月ほど経つが、それならそうともっと早く言ってくれっちゅうの。

認知機能検査

　寒い夜明け。初雪と思っていたが、いまのところ確認できない。

　今日、運転免許証更新の手続きの一つである認知機能検査の日。早めに予約していて良かった。簡易検査というが、手数料７５０円も取られる。しかも２時間ほどかかるらしい。予約申し込みの段階の自動車学校の受付女性の高圧的な物言いにすこし反発を覚えたが、そんなことはおくびにも出さず、淡々と受験しよう。

　選句順調。やはり最初に見た句を上回るような良句は現れない。今日で決着をつけようと思う。森集対談に取り掛かれる勢いだ。

選句

　親戚に不幸があった。風呂場の中で死んでいたというので、司法解剖に回された。遺体がかえって来るのは明日あたりらしい。葬儀の日程が決まらないのでやきもきしている。句会や滑川俳句大会にぶつからないかと心配している。まあ、出たとこ勝負でしょう。目の前の仕事を一つずつかたずけていくしかない。選句順調。今日あたりあらあらと終えられるのではないか。そのあとは滑川の俳句大会の勉強をしなければならない。一度講演したものなので、思い出せれば何となくやっていけるような気がするが、油断大敵、万全にて臨もうと思う。

選句快調

　昨日から森集の選句を始めていきなりこれは巻頭と思われる句に出会って大変に気分よく喜んでいる。いつもだと１５句を喜んで選び出したあとで机にはがきを並べてそこから順位を決めていく悩ましい作業をするのだが、今月は、これから選句するときにこの句をしのぐような句が出るかどうかという楽しみが加わるので、ひれもまた快調の原因となる。まだ４分の3ほどが残っている。

　明日の朝は在家報恩講の日、赤い蝋燭があったかどうか調べてなければ補充しておかねばならぬ。

選句開始

　今朝は比較的暖かい夜明けである。このところ雨振りが続いているが、今日はどうなんだろう。

　午前中、森集の選句開始。最大でも２時間ほどで止める。そのあと、滑川市の講演の勉強をしたい。録画しているドラマを観る必要もある。なんだか用事が沢山あるようだが、仕事に追われるような心理状態にはしない。どうせ高齢者の仕事である。評価がないのだからゆっくりと取り組めばよろしい。

１時間寝坊

　何時もの起きる時間まで気が付いていたのだが、起きる直前に睡魔。１時間寝坊した。その睡眠は深いものだったらしく寝起きは快適。別に１時間遅く起きても私の日常に何の支障もない。かえって体に良いのかもしれぬ。

　今日は夜に同朋の会の学習会。ついでに懇親会。懇親会を止めればよいと役員会で提案したのだが、楽しみにしている者もいるらしく意見が通らなかった。伝統を破るのは難しいものだ。

ほっ

御風ふるさと俳句大会が終わり、ほっと一息ついている。気が付いてみたら今度は１２月８日に滑川俳句大会がある。昨日は夏井いつきが主役だったので気分的に楽なものだったが、今度は主役、１時間の講演がある。そろそろ準備をしておかなければならぬ。講演は３年前ほどに行った富山県俳句連盟の講演の資料をそのまま使い、内容もほほ踏襲したいと思っている。聞いた人も数人おいでになるかもしれないが、そこは割り切っていきたい昨日の夏井いつきさんの講演を聞いていたら一か所泣かせどころが入っていた。うまいものである。私の講演でも一か所は泣かせどころがあれば良いのだがと思うが、俳句の話でそれは無理な知友揉んだろう。

御風ふるさと俳句大会

　午後から相馬御風ふるさと俳句大会。児童生徒の部の選評を頼まれており、短い時間にすべての人の作品に触れたいものと思っている。何人来るかわからないが、できるだけ多くの人に来てもらいたいものと思う。全国応募なので地元が少ないことも心配していたが、「森」の人たちも何人か入賞しており、ほっと安心。私自身の句も夏井いつき選に２句佳作入選していた。昨日の夏井いつきとの懇親会、本人が酒好きのために楽しいものになった。午前中は選評の事前点検。